新高3が
新学期開始までに
古文でやっておくべきことは
3つあります。
①文法を完璧にする
②古文単語を完璧に覚える
③センター過去問演習に入ること
具体的には・・・
①文法を完璧にする
ここでいう「文法」とは、いわゆる識別等の問題に多く触れて、さっと見分けらるようにするというもの。
たとえば、
「に」の識別と言われた際には、
何パターンあるか即答できますか?
ⅰ)格助詞の「に」
ⅱ)接続助詞の「に」
ⅲ)完了の助動詞「ぬ」の連用形
ⅳ)断定の助動詞「なり」の連用形
ⅴ)副詞の語尾(さすがに・かたみに等)
ⅵ)形容動詞の連用形活用語尾(いたづらに等)
ⅶ)ナ変動詞を含むナ行動詞の連用形活用語尾「に」
このように「に」だけでも7個の識別があります。こういった識別をマスターする期間がこの春休みです。
ちなみに、今の時期に用言の活用&助動詞を覚えていない、新高3はアウトです。大学入試がどれくらい大変かを理解できていない人が多いですが、すでに、受験生としてのスタートでかなり出遅れているということに強く焦らなければいけません。そのままでは、国立大学には受かりません。
②古文単語を完璧に覚える
これは実に簡単なことです。何かを考え悩んで・・・というものではありません。単純に「覚えたモン勝ち」です。
英単語と比較してください。
英単語は5000~6000語覚えなければならないのに対し、古文単語は理系で最低400語(共通テストレベル)、文系で最低600語(二次試験レベル)です。
覚える気のある人はどんどん覚えていきましょう。覚えた分だけ文章は読みやすくなります。
古文単語を覚えるコツは
単語を「漢字で覚える」ことです。
「さうなし」…ためらわない、この上なく素晴らしい
これを漢字で覚えると
「双無し」→2つとないもの→この上なく素晴らしい
「左右無し」→進むべき方向に左右がない→ためらわない
漢字で覚えた方が理解もしやすく記憶にも残りやすいですね。
③センター試験の過去問演習に入ること
これは過去のブログで何度かお話しているので割愛します。
難関国立大学に現役合格したいのであれば、その必要レベルと自分の差を早く知って行動をしましょう。