高校入試が終わると本当の差がつく。
入試終了と同時に勉強が終了する子
入試終了と同時に勉強を開始する子
に、きれいに分かれていくのだ・・・。
特に上野丘高校・舞鶴高校・豊府高校といった大学進学を視野に入れた進学校に進んだ子は、入試終了から入学式までの1カ月間で大きな差がつく。
少しの油断が5月にある最初の中間テスト、7月にある期末テストでとことん順位を下げ、クラス順位、学年順位、共にワーストを記録することになる。
「入試成績が上位10%以内で、1学期終了時の成績が下位10%」となってしまうのも全く珍しくない。
普通科進学校に進んだ子が自覚しておかなければならいことは
①高校の勉強量は中学校の7倍
②高校で1度つまずくと、巻き返しは非常に困難ということ
国立大学進学を考えているあなたは
高校入試が終わったら、すぐに高校英語・高校数学の勉強を開始しよう。入学式では、それが「あたりまえ」の子たちが自分の周りに集まっている。
数学
数学は、高校では数学Ⅰに入るが、最初に出てくるのが式の展開と因数分解。中学校でも式の展開や因数分解はあったが、この単元こそがこれから3年間の数学と物理の成績を決める。ここは、簡単な分野だと軽視されがちだが、中学でのそれとは違って一筋縄ではいかない。高校入学前に高校レベルの演習を十分に重ねておく必要がある。
また、数学Ⅰで高校生がつまずきがちなのが、二次関数。
中学生の頃に関数が苦手だった子は、同様に入学前に復習をした上で、高校の範囲を予習しておきたい。
数学が得意な子は、式の展開・因数分解・不等式・二次関数にとどまらず、どんどん先に進んでいくと、国立大学進学に向けて非常に有利になる。
高校の数学は、本当に淡々と進む。
・分からない人は聞きに来ること
・しっかりと復習をしておくように
と、高校生の誰もが言われるだろうが、このセリフには「隠された続き」がある。それは「そうしないとすぐについてこれなくなるぞ」というセリフ…。
「解るまで立ち止まって付き合ってくれる」なんて手厚いサポートはまずありません。すべては自己責任、自分次第です。
英語
英語は「中学生の時は得意だったのに高校生になって苦手になった」という子が多くいる。苦手になる原因は、
・より細かく複雑になる文法が弱い
・単熟語力が弱い
そして「えっ?」思うだろうが
・そもそも日本語の語彙力が弱い
ということ。
<英語が苦手な子>は入学までに
・高校指定の単語集を暗記開始
・なによりもまず5文型をマスター
・動詞と動詞に関係する文法項目を予習
あなたを指導してくれた人に「あなたに適した英文法問題集」を1冊決めてもらって、それを仕上げるとよい。
<英語が得意な子>は入学式までに
・6月の英検を決断して受検準備開始!
・英文法問題集を仕上げる。
(問題集の選び方は上記と同じ)
取り組む単元は
文型
↓
時制
↓
不定詞
↓
動名詞
↓
接続詞
↓
関係詞の順がよい。
そして何より、英文を音読しまくること!
(本の選び方は上記と同じ)
英文音読→日本語訳音読
この練習を毎日10分間実践すれば
あなたは必ず英語が得意科目になる。
高校入試が終わって、
入学式&授業開始まで約1か月間休みになる。
1か月間英語に触れないと英単熟語はどんどん抜けていく。しかも「忘れていっているな」という実感がないことが怖い。がっつり英語をやらないと「わすれていってる」ことに気づくこともなくなる。
部活で1週間練習を休むと体が動かなかったとか、重たく感じる、体力低下を感じるのと同じこと。休んでいる1週間は体が動かない、重たい、体力が下がったとは感じないが、いざ部活を再開するとやっと気づく・・・。
最後に
要は高校入試終了の翌日に、あなたが
高校受験が終了したと考えるか
大学受験勉強がスタートすると考えるか
の違いです。
受験後は多少の勉強量の減少はあっても、勉強の習慣をなくしではダメです。受験前と変わらずコツコツ勉強を続けていきましょう。
高校での勉強方法が分からない方は、お問い合わせください。
春休みの比較的余裕がある期間に、難関国立大学の入試を見据えた勉強の仕方をゼロから確認し、数学・英語・国語(現古漢)・物理・化学の指導を行っていきます。