普通科高校から大学進学を目指すなら
高校合格発表のあった今日から
高校の授業開始までの1か月間を
どのように過ごすかは非常に重要です。
変化する大学の受験方式
大学入試センター試験が終わり、
大学入試共通テストに変わります。
これは周知のことなので、
今回は触れません。
今回は、
どの方法で大学受験をするか
についてです。
普段、
受験と聞いて思い浮かべるのは
学力試験ではないでしょうか?
実は、
近年、推薦等での大学進学者が増加
しています。
大学に入学した全入学者のうち
44%以上が推薦入試や一般入試
で入学しています。
そもそも大学受験の方法は
何があるのでしょうか?
大学入試のパターンは
本当にたくさんあります。
・前期試験
・中期試験
・後期試験
・AO入試
・推薦
・指定校推薦
・センター利用など
※新年度からのAO入試は総合型選抜
・一般入試は一般選抜、
・センター利用は共通利用
といった呼称に変わる予定です。
知らない人、分からない人が
多くいると思います。
一般的に、
学力試験試験と言われるものは
・前期試験
・中期試験
・後期試験
・一般入試
・センター利用入試です。
国公立大学志望者は
まずは一次試験として、
1月の第3週目あたりで
大学入試共通テストを受験し、
その後、2月25日に
二次試験として
前期試験を受けるといった流れです。
それ以外はざっと「推薦」とまとめられることが多いです。推薦の多くは面接(個人面接・グループ面接)や小論文で合否が決まります。大学によっては
特定教科の学力試験を課すところもあります。
今や、大学入試と言えば
学力試験ばかりではないわけです。
推薦で大学に進むには?
推薦入試を希望するなら
高校生活での評定平均(通知表点数の平均)が非常に重要になってきます。
新大学入試からは教科の成績だけではなく、それ以外の課外活動や資格等も点数化し、合算すると言われていますが、やっぱり重要なのは教科の成績です。
成績は、中学校と同じ5段階評価でつけられます。
現在、国立大学の出願条件で最も多いのは平均評定がA評価、つまり4.3以上。(中にはB評価、3.5以上という大学もあります。)
また、成績のつけ方も中学校とは少し違います。
「1年次の数学の点数に2年次の数学の点数を足して・・・」というのではありません。
数学Ⅰの点数、数学Ⅱの点数とそれぞれが点数化されるのですが、数学Ⅰは普通科高校で1年生の時に履修します。2年になると数学Ⅱです。つまり、数学Ⅰは1年次に成績が決まるということです。こういった教科がいくつもあります。
もうわかりますね。
「3年生になって、良し頑張ろう!」では、すでに評定が確定してしまっている科目があるので、手遅れですよね。
高校の勉強の量・スピードは中学校の勉強の7倍とも言われています。これを理解している高校1年生が何人いるでしょうか?ほとんどいません。だから、最初から決めていた志望校に進める子は半数以下です。
「部活をしているから・・・」とか「先輩に1年のうちは遊べって言われた」とか、そんな言い訳をするなら推薦入試での合格は厳しくなります。
大学進学を考えている新高1生は、高校受験終了時が大学受験の勉強のスタートです。入学までの約1か月、勉強時間がゼロの日だけは作らないようにしましょう。「勉強は習慣」です。