いきなりですが、
共通テスト対策で重要なこと
は何ですか?

”赤本を解く”
”共通テスト対策の問題集を解く”
”苦手な科目を重点的に演習”

大学進学を希望する高校生は、
こういったことを思い浮かべます。
学校でも同様のことは言われますね。
別に間違いではありません。

しかし、これでは不十分です。

センター試験本番や
マーク模試の難しさは何か?

もちろん
問題の難しさもありますが、
それ以上に
マーク試験を難しくしているもの
があります。

それは”時間”です。
経験者なら納得できますね。

時間がマーク試験の天敵
となる理由とその対策


理由と対策①
1度受けると実感できますが、
解答時間が足りません。
無対策なまま受けると
「時間内に終わらなかった」
となる訳です。

時間に追われると、焦ってしまい
冷静な思考ができなくなります。

必要点数が取れずに失敗します。

そうならないために、
まずは、
時間配分の訓練が必要です。

例えば、
国語であれば、
第1問~第4問まであります。
試験時間は80分。

だから、まず、
各大問の制限時間は20分と
おおまかに決めていきます。
そして、
演習を重ねながら、
自分の特性に合わせて
その時間配分を変える
のです。

私の場合は、
古典が得点源でしたので、
第3問の古文は15分
第4問の漢文は10分
合わせて25分以内

第1問の評論は25分
第2問の小説も25分
合わせて50分以内

最後5分は見直しや
解き終えられなかった時の保険
としていました。

理由と対策②
共通テスト本番の
タイムテーブルを知っていますか?

1日目 教科 時間
地歴公民 2 科目選択   9:30~11:40
1 科目選択 10:40~11:40
国語 13:00~14:20
英語(筆記) 15:10~16:30
英語(リスニング) 17:10~18:10
2日目 理科基礎 9:30~10:30
数学ⅠA 11:20~12:30
数学ⅡB 13:50~14:50
理科 2 科目選択 15:40~17:50
1 科目選択 16:50~17:50

これはすでに公表されている、
共通テストの時間割です。

1日目は朝9時半から始まり、
最後のリスニングが終わるのは
18時10分です。
かなりの長丁場になります。

結果、
途中でバテてしまって
最後まで集中力が続かない
なんてことは十分考えられますね。

また、
1日目は文系科目、
2日目は理系科目となるので、
常に使う脳が同じような場所になって
疲れてしまいます。

英語ばかりして疲れたから、
数学に切り替えよう!
と気分を変えたりした経験が
あると思いますが、
試験当日はそれができません。

そうならないためには、
勉強の体力が必要です。

過去問の練習も、
ただ、10分計って大問1つ解いて、時間内に解けた解けなかったと一喜一憂してもそれを60分なり80分ぶっ続けで解き続ける勉強体力がなければ、総合得点は伸びません。大問1つだけの練習では不十分です。

時間が取れるときは、しっかりと全科目フルでの通し練習が絶対に必要です。

野球でたとえるなら、
バッティングやピッチング、それぞれに特化した練習も必要です。それを繰り返して、精度が上がったとしましょう。しかし、9回の裏まで持続する体力や集中力がなければ、試合には勝てません。上げた精度も回が進むごとに疲れてしまい、精度は下がっていきます。

この通し練習は、実際にkanaLの高校3年生の夏期特訓でやっている対策です。
高3は朝9時集合、上記時間割の通りに過去問演習をし、その後22時まで、失点部分の克服&対策を行っています。

共通テスト対策、何から始めようか悩んでいる人は、まずは通し練習をして、勉強の体力をつけていくことから始めてみましょう。

何より行動を起こすことが重要です。