大分市の大分上野丘高校・難関国立大学受験専門の夢進学塾kanaL、福山です。
大学入試共通テストに向けて新高校3年生はマーク対策を始めましょう。

新高校3年生は大学入試共通テストまで残り9カ月ちょっとです。この記事を書いた3月30日で大学入試共通テストまで291日です。1年どころか10ヶ月もありません。

新高校3年塾生はすでにマーク対策の練習に入って、問題に右往左往しながらも必死に解答を導き出し、解答時間を縮める練習をしています。難関国立大学を目指す人も共通テストの制限時間対策は必ずやりましょう。

大学入試共通テストとは?

さて、国立大学に進学するためには、前哨戦として大学入試共通テストを受け、目標点をクリアした後、志望大学の二次試験(前期試験)を受けます。

大学入試共通テストは志望大学の二次試験を受験する「切符」を手に入れられるかどうかを決める試験になります。

特に現役受験生の中には、「マーク試験=簡単・易しい」と思っている人が多くいますが、それはとんでもない間違いです。

実際にこれまでの大学入試センター試験・大学入試共通テストの受験者の分布を見ると、受験者の半数以上は国立大の受験最低ラインに乗っていません(国立大学の受験ラインはおよそ、地方国立大学が6割、中堅大学が7割、難関大学が8割、超難関大学が9割)。

よく、センター試験や共通テストでコケて、そこからの逆転合格ということをアピールしている人もいますが、現実問題めったにありませんので、逆に目立ってしまい、”よくあること”のように錯覚させてしまいます。

大学入試共通テストの対策とは?

共通テストの問題は「時間との戦い」です。これはセンター試験のそれと同じです。

例えば数学を解くとき、問題を見ていきなり最初から「え~っと、どう解いたらいいのかな?」「どう解こうかな?これかな?あれかな?」と悩んだり迷ったりする暇はありません。問題を見て即、”この方針でいこう”と決める必要があります。解けなければ「即パス、ハイ次!」と即断できなければタイムオーバーです。その人はまず高得点は望めません。

だから、

厳しい時間制限でサッと解く力
いろいろな問題に触れて得た経験値

が必要になります。

日頃の勉強でダラダラと時間をかけて解いても意味がありません。早い時期から制限時間を厳しく決めて過去問を解いていきましょう。

制限時間対策の訓練を重ねておかないと、成績が中上位の人でも苦労します。マーク式に全然手も足も出ない人は、過去問入門用レベルのテキストを早く始めて、力と経験値を積んでいきましょう。

もう大学受験は始まっています。高校3年になれば模試では浪人生との競争も本格化します。今年は共通テスト初年度でしたが、上位層は安定して高得点を取っています。大分県の高校入試の志願者を見ても同じです。大分上野丘高校、大分舞鶴高校、大分豊府高校といった県内上位進学校は志願者が集中しました。現時点ではまだはっきりわかりませんが当落ボーダーが例年より高そうです。ともに学力格差が拡大した結果です。

その学力格差、昨年はコロナで一斉長期休校となり、勉強の遅れが懸念され、例年通りのしっかりとした受験対策はあまりできなかったにもかかわらず、伸ばす子は伸ばしてきました。長期休校により、自学自習がの習慣が身についている子とそうでない子の差が明確になっただけでした。勉強が習慣化していた受験生と、「勉強なさい」と言われ続けてきた受験生では、長期休校による格差拡大は当然の結果でした…。

受験勉強のゴールは皆同じですが、スタートは人それぞれです。
当然、早く始めた者勝ちです。