模試の有効利用方法その②です。

①は試験直前の準備について
⓶は試験の最中についてです。

②試験中の意識

時間配分と解く順番の研究
ができていますか?


模試は「より本番に近い環境」で試験が受けられます。本番のリハーサルにはもってこいです。そこで、試を「本番で自己最高点」を取るためのいろいろな解き方を試す機会にしましょう

ポイントは2つ
時間配分
解く順番の決定です。

英語で考えてみます。
共通テストがまだどのような問題になるか分からない状況ではありますが、試行テストと同じような形式で出題されるだろうということは言われています。

読解の問題が全体的に多くなっていることが分かります。同時に配点も見てください。後半にかけて配点が高くなっていますね。

ここはセンターと同じですが、共通テストでも時間に余裕はありません。第1問から順に問題を解いていき、後半、時間に追われ、焦って本文や選択肢をじっくりと吟味ができないとなれば、失点が大きくなってしまい高得点は取れません。長文が得意な子でも、その力を十分に発揮できるとは限りません。長文が得意な子であるならば、後半から解き進めた方が高得点が期待できる可能性すらある訳です。

自分の特性に合わせて、自分にとって最も高得点が望めるのは、どの順で解く場合なのか、これまでの模試を見返して決めていきましょう。

時間配分についても当然考えていきましょう。時間をある程度確保できれば長文の正解率も比較的高いなら、長文での時間を確保するために、その他の問題で時間をかけず、分からない問題は数~数十秒で切り捨てる必要もあります。

長文問題では最低どれくらいの時間が欲しいのか、その時間はどの問題から持ってくるのか、分刻みで決めます。

この練習は模試でしかできませんね。模試で試しながら、自分に一番合った解き方(解く順番や時間配分)を見つけてください。今から十分間に合います。