大学受験を希望する高校生へ質問です。

「受験が難化する」
これが意味することを理解できていますか?

大学入試共通テストがいよいよ来年から始まり、これまでの常識(入試対策)が通用しなくなります。大学入学共通テストはセンター試験よりも「難化するということは明言されていますね。

しかし、
この事実を正しく理解できていますか?

難化するならみんなできなくなるんでしょう?だったら偏差値はそんなに変化しないだろうから、今までとそんなに変わらないのでは?

こんな人は、受験をもっとよく知りましょう。

受験が難化すると受験生の多くは「安全志向」になります。受験大学のレベルを1つ下げて受験する受験生が増えます。

そのため、難関大学を受験する人は多少減少するのですが、中堅以下の大学では受験生が増加します。その結果、それまで安全圏にいた人、つまり「A」判定の受験生がはじき出されて落ちるということが続出します。

九州でいえば、九州大学志願者が熊本大学に流れたりということは実際に今までもありますが、この流れてくる量が増えるということです。そして、熊本大学を志願していた受験生が、長崎大学や佐賀大学、大分大学、福岡教育大学に流れたりとするのです。九州以外の地区でも同様です。

一方、難関大は違います。
難関大をもとから志願している人は、共通テストの難化の影響はあまり受けません。
出来る人は難化しても出来るのです。しかし、二次試験ではある意味難化します。本当にできる人達の層が受けるので、二次試験の平均点が上がり、どのレベルの問題まで解かなければならないかと、その吟味が難しくなります。

現高2生は大学受験に向けて早く動き出しましょう。受験の必勝法は「早く始めること」です。これは不変の法則ですね。