大分市の大分上野丘高校・難関国立大学受験専門の夢進学塾kanaL、福山です。国語長文読解講座・大分上野丘高校合格1:1個人指導・国立大学合格1:1個人指導実施中です。

早速ですが、
あなたのお子さんは
古文が得意ですか?

下記の悩みを持っていませんか?

Q1.一生懸命勉強したのに模試で古文が得点できません。どうしたら良いですか?

→勉強が足りません。していないだけです。直近1週間で古文の問題を何問解きましたか?何時間古文に時間を割いたのですか?単語・文法の暗記は完璧ですか?そしてセンター過去問20年分計40回分解いてから言ってください。感覚値ですが、「これだけ勉強したら模試や本番で7割は取れるだろう」と思った時、結果はそこから2〜3割減といったところです。模試前の勉強後、何割取れると思ったか分かりませんが、7割取りたければ、満点を取る勉強をしろということです。

目標点を取れる子は「まあまあ」とか「だいたいできる」といったあいまいな勉強はしません。「次は□□を残り○○ページやらなきゃ」「まだ△△が○○個暗記完成してていない」「期限は〇月○日の○○模試前日まで」と自分の足りないところを、極めて具体的に数値化して把握できています。

Q2.学校でもらった古文単語帳をほとんど覚えたのに、実力テストや対外模試で古文が読めません。なぜですか?

→材料をそろえただけだからです。単語を覚えることは古文で最も重要なことですが、一方で読解においては、料理でいう材料をそろえただけに過ぎません。学校で配布される古文単語帳は大体300語程度。それだと少し少ないです。共通テストのみの理系は最低400語、二次試験がある文系は600語が最低ラインです。
そして、“単語を覚える“とはどういう意味なのか理解してください。「清らなり→美しい」のように『古語→現代語』だけでなく『現代語→古語』がどれだけ出るかが重要です。 例えば、“美しい“といった意味合いを表す単語は何があるかな?ということです。「清らなり、清げなり、うるはし、なまめかし、らうたし、あはれなり、にほひやかなり、めざまし、めでたし、やさし、らうらうじ、をかし」などですね。
以前、センター試験では「をかし」を美しいという意味での出題がありました。 数学でいう必要十分条件のように、相互に単語を引き出せるくらい確実にしなければ、本番では使えません。マークでは微妙にずらした訳で出題されるので、意味合いの違いも確認しておくとよいです。

Q3.古文の訳がすぐにできません。古文の先生や得意な人は一瞬で判断しているのでしょうか?

→「はい」「いいえ」どちらでもです。品詞分解をしようと思えば、即答できます。しかし、普段は問題で問われない限りしていませんね。 古文の独特な表現や音の続き方に慣れてしまえば、ほとんどミスなく初見でサラッと意味がわかるので…。

Q4.どうやったら古文に慣れますか?

→とにかく毎日触れましょう。問題を解くだけでなく、1日に1回5分音読をするだけでもOKです。 例えば理系なら、他にもやるべきことがあるなら、5分間の音読だけでの日もありです。 音読をする際のコツは最初に全訳を見て、訳を頭に入れておくことです。そうれば、言い回しや音の続き方と意味が自然と一致して、古文に慣れてくるので、チェックはしなくても、例えば『この「ぬ」は打消ではなく完了だ』等と感覚として掴めるようになります。

Q5.読んでいてわからない箇所はどうしたら良いですか?

→基本は無視です。気にならなくなるくらい慣れましょう。
なぜなら、現代文を読む時に、打消とか文法的なこと、もしくは単語を1つ1つ意識して読みますか?読みませんよね。現代文を解く際に文法を意識する人は0%でしょう。でも、意味を打消してるとか分かりますよね?分からない単語、知らない単語なんて頻繁に出てきてますしね。
しかし、我々はそこに1回1回つっかかることもなく、普段はスルーして読むことが出来ますし、本当の意味合いが分からない単語があっても内容を理解すること(≒正解を導き出すこと)は出来るのです。それは普段から現代語を使うことによって、現代語に慣れているので、ある種の“現代文の感覚”がすでに身についているからです。

だから古文も毎日触れて、わからない言葉をスルーしても読めるくらい慣れてください。